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2010年 02月 11日

スイセン(水仙)

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水仙が寒気のなかで、凛として咲いています。
スイセンのNarcissusという学名は、ギリシャ神話に登場する美少年
ナルキッソスに由来します。
ナルシスという言葉を耳にすると若き日に愛読したヘルマン・ヘッセの
作品”ナルシスとゴルトムント”を思い出す。言葉は、その響きのなかに
その人に裏打ちされた体験とかが、時の移ろいのなかで変化し醸成されて
ゆく。何かブランデーの琥珀色のような豊かで香り立つものに感じられる。

神話によるとナルキッソスは、その美しさのあまり色んな相手から言い寄
られるが高慢にもはねつけ恨みを買ってしまう。
終には、女神ネメシス(神に対して侮辱を罰する神)が見かねてそんな彼に
呪いをかけた為、ただ自分だけを愛するようになってしまう。
ある日、ナルキッソスが水面を見るとその中に美しい少年がいた。それは
ナルキッソス本人であるのだが、ナルキッソスはひと目で水鏡に映った自分
自身に恋してしまう。水面の中の像はナルキッソスの想いに決して応える
ことはなく、彼はそのまま憔悴して死んでしまう。
そして、その身体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わった。と、いう
ものである。

だからスイセンは水辺であたかも自分の姿を覗き込むかの様に咲くと伝承
されている。スイセンのことを欧米ではナルシスと呼び、ナルシスト(ナルシ
シズム)という語の語源である。

スイセンという名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもので、次の様に
中国の古典に由来したものである。
水辺で咲く姿を仙人にたとえたのだという。

”仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙”








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by sd_spacedesign | 2010-02-11 15:28 | 自然


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