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2010年 01月 18日

菜の花

菜の花_c0121993_0529.jpg菜の花(なのはな)は、アブラナまたはセイヨウアブラナの別名のほか、アブラナ科アブラナ属
の花を指す。食用、観賞用、修景用に用いられている。
アブラナ属以外のアブラナ科の植物には白や紫の花を咲かせるものがあるが、これを
指して「白い菜の花」「ダイコンの菜の花」ということもある。

在来種アブラナやセイヨウアブラナの花序や若芽が利用され、食用生産が多いのは
香川県、高知県、千葉県、三重県などである。
最近では、コウタイサイなど中国野菜由来の新品種も登場している。

大別して、在来種アブラナ系の蕾の目立つ頭頂部をまとめたタイプと、セイヨウアブラナ系の
掻き取った脇芽(蕾が無い)を袋詰めにしたタイプが主流となっている。
セイヨウアブラナは固く筋っぽくなりやすい反面、在来種より苦みが少なく甘みが強い特徴が
ある。

野菜としては足が早いほうなので、保存する場合は加熱してから冷蔵するのが望ましい。
ビタミンCやミネラルが豊富な緑黄色野菜であり、アク(シュウ酸)はホウレンソウの
20分の1以下なので、調理にあたっては茹ですぎないことがポイントである。

”三重なばな”は食用選抜したセイヨウアブラナで野菜市場では、従来から栽培していた
食用選抜したセイヨウアブラナを、1990年頃から”三重なばな”の名で販売戦略を進めた
もので、ブランド野菜の成功例として有名。三重県桑名市長島町の栽培面積が170haと、
全国一(2007年現在)で”なばな発祥の地”と呼ばれている。
掻き取った脇芽を平たく袋詰めにしたタイプ(なばな)が主流になっている。
他に蕾の時期の若い芽の部分だけをまとめたタイプ(はなな)がある。


春、一面に広がる菜の花畑は壮観で、代表的な春の風物詩でもある。
現代の日本では、菜種油採取用のアブラナ畑はあまり見られなくなったが、その他のアブラナ属の
野菜も黄色い「菜の花」を咲かせるため、その種子採取用の畑が菜の花畑として親しまれている。







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by sd_spacedesign | 2010-01-18 18:12 | 自然


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